あい ホールディングス(3076)株を分析してみた

私のポートフォリオには、あい ホールディングス(3076)が組み込まれています。

最初にこの企業を見つけたのは、ひふみ投信でした。

私は普段、毎月の積立で、ひふみ投信を購入しております。

ひふみ投信は日本株への投資を主としているのですが、日本株のインデックス投信に比べても高いパフォーマンスを維持している人気のある投資信託です。

あいホールディングスは、かなり前からひふみ投信のポートフォリオの中でも、非常に大きい構成比を占めているため、ひふみ投信の運用報告書を読んだ際に知ることとなりました。

過去の業績的は非常に順調で二桁増益を繰り返しているのですが、ここのところ株価を下げています。

いい機会なので、自分の中のメモもかねて、あいHDについて調べておこうと思います!

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事業内容

あいHDは、8事業セグメントから構成されています。

特徴として、各事業の関連性が低いこと、競合の少ないニッチな市場をターゲットとしてそこで高い利益率を出すことを得意としています。

8事業セグメントは以下の通り。

  • セキュリティ機器
  • カード機器及びその他事務用機器
  • 保守サービス
  • 情報機器
  • 計測機器及び環境試験装置
  • 設計事業
  • リース及び割賦事業
  • その他

特に重要領域としては、セキュリティ機器、カード機器及びその他事務機器、情報機器が挙げられます。売上比率もこれらは非常に大きいです。

売上構成比

あい ホールディングス(株)第10期事業報告書より引用

また、売上に対する営業利益率も非常に高く、例えば、セキュリティ機器に関しては、売上高30.1億円に対して、営業利益10.9億円となっています。(2017年6月期第1四半期)つまり、営業利益率は驚異の36%超!

ニッチで利益率の高い事業をターゲットとしているというだけはありますね(^^)

会社全体でも、営業利益率は16.1%と非常に高いビジネス体質になっており、過去の決算情報を見てみると、以前から営業利益率は高めとなっていることが分かります。

年度 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16

営業

利益率(%)

-15.5 7.6 6.6 8.9 11.5 12.6 15.4 17.3 17.2 16.7

特にここ4年の利益率は高いですね。

この効率的に利益を上げられるニッチ市場の事業での拡大をうまく行ってきた点が私は気に入り投資を行っています。

セキュリティ機器事業について

売上高では情報機器事業に劣るものの、利益額で言うと最も大きい主力事業がセキュリティ機器です。

今回はこの事業について特に詳細に調べてみました。

間違いなく最重要事業の一つであり、この事業が今後もこれまで通り成長するかどうかが、この株をホールドするべきかどうかの鍵になるでしょう。

基本的にはセキュリティカメラを仕入れて販売する卸業を行っています。

セキュリティ機器売上の内訳は、

  • マンション向け:2,189百万円
  • 法人向け:901百万円

となっており、マンション向けが7割近い売上比率を占めています。

さらにマンション向け販売について深堀をしてみます。

Shared Research社のレポートによると、新規分譲と新規賃貸を合わせると、マンション向けセキュリティ機器販売件数の約77%を占めています。残りは更新となっています。

私は、既存マンションへのセキュリティ機器導入による販売売上の増加を期待したいと思っています。あいHDもその点は今後の指針として示しているようです。

日本の分譲マンションは12万棟あるらしいのですが、そのうちの19%である23,000棟に対してあいHDのセキュリティ機器は導入されています。あいHDはこのシェアを拡大させていきたいとしており、個人的にもまだまだこの市場は拡大させる余地があると考えています。

実際、2015年には、賃貸管理会社へのセキュリティ機器販売を行っているエスエスユニット社を買収するなどして、注力していますね。

もう一つ、特筆すべきなのは、既に導入済みの顧客における解約流出が低水準に抑えられているということです。

あいHDのセキュリティシステムの更新に関して、90%が更新を選択しており、スイッチングリスクは上手く抑え込んでいることがわかります。

次にビジネスモデルについてですが、セキュリティ機器事業のビジネスモデルは以下のような流れになっています。

ちなみに、セキュリティ機器事業は、あいHDの傘下企業である ドッドウエルBMS社が行っています。

  1. ドッドウエルBMS社がリース会社にセキュリティシステムを物販する。
  2. リース会社は顧客であるマンション管理組合にセキュリティシステムをリースする契約を行う。リース契約期間中、ドッドウエルBMS社は無償で保守を行う。
  3. リース契約終了後、顧客はシステムを最新のものに入れ替えるか、現状を継続するか、解約か、を選択する。

味噌なのは、3番。

契約更新した場合、無償だった保守がその後は有償になります。

ドッドウエルBMS社から見ると、

  顧客が契約継続を選択 ⇒ 保守料が入る。

  顧客が新規入れ替えを選択 ⇒ リース会社への物販売上が入る。

つまり、顧客であるマンション管理組合が「解約」を選ばない限りは、ドッドウエルBMS社にお金がチャリンチャリン入り続けるということになります。

これは、セキュリティ機器導入マンションが増えれば増えるほど、その安定的な収入規模は大きくなることを意味しています。そして、あいHDのマンションへの新規導入は現在も増え続けています。

私はこういう、プラットフォームを握っているといいますか、安定的に収入が挙げられる企業が好きです(^^)

こうやって安定した収入がある企業は、積極的なM&AやR&D投資ができ、次への種まきができるっていうものです。

さて話を戻しますが、一方で逆に言うと、顧客が「解約」を選択してしまうというのが一番困るシナリオなわけですが、前述した通り、現在のところ解約による流出は10%程度の低水準に抑えられており、今のところは問題なさそうです。

しかし、この流出水準が高くなったら、ビジネスモデルが崩れたことを意味するので、あいHDの株をホールドするかどうか考え直す必要がありますね。

今回は以上とします。

他の事業についてもまたまとめてみたいと思います。

しかし、事業内容が結構バラバラなので、全部調べるのは骨ですねぇ。。。(^^;)

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チョーコク (@chokoku_J)さんの最新ツイート。長期的に年10%利回りを目指すひと。主に日本株と投資信託で運用中。本業は新規商品開発をするエンジニアです。資産運用系ブログもたまに更新してます^_^
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