『価格.com』のカカクコム(2371)のビジネスモデル・成長性を分析!現在株価は買いか?

企業分析

カカクコムは、価格.comや食べログを運営する企業です。

私も家電を購入するときには必ずと言っていいほど価格.comをチェックしてから購入しますし、最近はインターネット回線の契約や電力自由化に伴った電力会社の変更も価格.comを利用して行いました。

価格.comを使うと、他経由で契約するより特典が豊富なことが多いです。

食べログにしても、外食するときにはよく利用します。

友人に美味しい店を紹介してもらったときには、しょっちゅう「食べログ3.5点もある!今度行ってみようかなー。」みたいな会話が起きるくらい、外食する際の店探しのスタンダードとして普及している印象です。

カカクコムの業績、ビジネスモデル、成長性、足元株価を分析してみました。

 

業績

(カカクコムIR情報サイトより引用)

売上、利益ともに順調に伸びています。

伸び方も十分に高い水準を保っていますし、ROEも高くとても効率的な経営が出来ているといえます。

 

価格.comと食べログが売上の大半

(2018年3月期第3四半期決算説明資料より引用)

2018年第3四半期決算説明会資料によると、価格.comと食べログの2つのサービスで会社売上の大半を占めています。

ここは予想通りですね。

特に食べログの成長が著しいく、売上の割合を多く占めるようになっていることが分かります。

食べログの売上は、2016年3Q:4,119百万円、2017年3Q:4,843百万円(前年比+17.6%)、2018年3Q:5,215百万円(前年比+7.7%)。

価格.comはほぼ横ばいから微増、といったところです。

 

ビジネスモデル

価格.com

ショッピング業務

掲載店舗からクリック数や販売実績に応じた手数料収入を得ております。

サービス業務

事業者からブロードバンド回線の契約等に応じた手数料収入や、自動車保険、金融、中古車検索等の見積もり・資料請求等に応じた手数料収入を得ております。

広告業務

『価格.com』を媒体とするバナー、テキスト広告、コンテンツ・検索連動型広告等の広告を販売しております。

(カカクコムIR情報サイトより引用)

価格.comといえば、家電製品の口コミのイメージが強いですが、ショッピング業務では家電製品の口コミ紹介から店舗への送客時に発生する手数料収入を主な収益源としています。

また、サービス業務も同様のビジネスモデルで、ブロードバンド回線や保険といった無形商品の口コミから送客し、契約や見積もり請求によって発生する手数料収入を得ています。

どちらも日本最大規模の口コミが集まるプラットフォームとして認識されている価格.comならではの集客力が無しえるビジネスと言えます。

プラットフォームビジネスであるからには、「家電を買うなら価格.comを一旦見てから買おう!」という意識が一般人に浸透している限りは安定した収益が期待できるといえます。

食べログ

当社運営サイト『食べログ』においてレストラン向け広告収入、一般クライアント向け広告収入、個人向け有料課金収入等を得ております。

(カカクコムIR情報サイトより引用)

 食べログは最も浸透した飲食店口コミサービスでしょう。

こちらも価格.comと基本的には同じ、口コミプラットフォームを提供しています。

収益源は価格.comとは多少異なり、飲食店から得られる広告収入や食べログをより便利に利用できるようになる個人向け有料会員課金が主な収益となっています。

また、最近はネット予約に力を入れており、ネット予約発生時に手数料収入が発生するモデルとなっています。

 

「食べログHP」より引用

潜在力

食べログ

(2018年3月期第3四半期決算説明資料より引用)

 

食べログに関しての上資料によると、注目すべきはネット予約の人数が増加すると同時に、ARPU(1契約者あたりの売上高)も増加傾向にあるということです。

これは、食べログがネット予約発生時に飲食店側に手数料請求するビジネスモデルであるためです。

 

ネットビジネスにおいて安定した収益を得るには、「その分野でナンバーワン(スタンダード)になる」そして、「月額有料会員を大量に囲い込んでいる」の2つが重要だと私は思っています。

先に述べた通り、生活において、食べログはレストラン検索サービス分野においては既にスタンダードなサービスだと思いますし、その意味でも、食べログは非常に順調な収益を今後もあげられる可能性が高いと思います。

 

一方で、食べログ登録飲食店数は頭打ちの傾向があるようですから、今後の食べログの売上をどれだけ上げられるか?は、ARPUをどれだけ上げられるか?という課題にいいかえれます。

現状ですと、ネット予約に対応している店舗はまだまだ少なく、ネット予約システムによる収益成長はポジティブに考えてよさそうだと感じています。

ただし、ネガティブな面もあります。

個人の有料会員数は減少傾向にあるということです。

一度獲得した有料会員は一気にゼロになることはありえませんから、引き続き安定した収益源ではあり続けるでしょうが、企業の成長に対する寄与はあまり期待できそうにありません。

 

価格.com

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価格.com は商品比較サービスとしては、スタンダードなサービスであるのは間違いないと思いますが、家電を代表する「ショッピング業務」は頭打ちになっているかもしれませんね。

「サービス業務」(WiFiやSIM契約仲介)は増加傾向のようです。WiFiなどの契約仲介サービスは価格.comがスタンダードなのかというと、ショッピングに比べると疑問な気がしますので、食べログに比べるとどこかで成長が止まるかもしれません。

さらに、四半期決算短信も見てみると、価格.comの利用者数は前年から微減していることもわかります。

 

財務

自己資本比率は80%を超えており、問題ありません。キャッシュフローも良好で問題なしですね。

 

株価水準

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現在の株価水準を確認すると、ここ2,3年はほぼ横ばいの状態ですね。

14年3月期実績EPS:12.5円

17年3月期予想EPS:28円

3年前のEPSと比較すると倍以上になっているのに、株価は同水準。。。

これは、PERが大分下がっているっていうことですね。割安になったとも言える一方で、市場からの期待感が下がっている可能性のほうが高そうです。

実際、現在の予想PERはおよそ26倍で、一般的には決して低くはありません。

 

まとめ

カカクコムについて調べてみましたが、業績は申し分なし。

潜在力・成長性については価格.comは不安がありますが、食べログは非常に期待できそうです。実際に身近でそれを感じているというのも大きい気もします。

今のところの結論としては、「食べログへの期待感で買い検討続ける」ということで。


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