50歳でリタイアするのに必要なお金はいくら?パターン別シミュレーションをしてみた

セミリタイア

サラリーマンとして働く人でしたら一度は夢見る早期退職。

サラリーマンを辞めた後の生活の仕方として、完全に無職になるアーリーリタイア仕事量を抑えたり副業的に収入を得るセミリタイアなどがありますが、サラリーマンを辞めるにあたっての最大の不安は「仕事を辞めて必要な生活費を賄えるのか?」ということです。

今回は、結婚して家族がいるサラリーマンが50歳でサラリーマンを退職し、

 

  1. 完全に無職になるアーリーリタイアをする場合
  2. 別の収入源を確保するセミリタイアする場合

 

に必要なお金をシミュレートしてみました。

【アーリーリタイア】50歳で退職して完全に無職になる場合の必要資金

50歳で退職し、完全なる無職になる場合に必要な資金を計算してみます。

結婚している夫婦の場合、老後に最低限必要なお金は「月22万円」だそうです。(「生活保障に関する調査」より)

しかし、これは最低限の生活に必要な資金です。

せっかく50歳というまだまだ体が元気な年齢で自由になるならアクティブに過ごしていきたいですよね。

ですからアクティブに過ごすだけの余裕のある生活をするには、夫婦で最低でも「月27万円」は欲しいところです。

ですからここでは、月27万円を必要なお金として計算していきます。

サラリーマンだと給料から天引きされていた年金や国民保険の支払いもここから含める必要がありますから、これでも案外余裕はないくらいだと思います。

 

夫婦が50歳から90歳まで無職で過ごすのに必要なお金はどのくらい?

90歳まで生きたとしたら、必要なお金は次の通りです。

 

50歳から90歳までに必要な資金

 
 27(万円) × 40(年) × 12(ヶ月) = 1億2960万円

 

およそ1億3千万円が90歳まで生きるのに必要なお金になります。

「1億3千万円!こんなお金用意出来ないよ!」

と思うかもしれませんが、年金が65歳から貰えるはずです。

月に20万円貰えるとしたら、

 

65歳から90歳までに年金収入


 20(万円) × 25(年) × 12(ヶ月) = 6,000万円

 

50歳で退職して無職になったとしても、きちんと年金を収めてきたのであれば、およそ6千万円が収入として期待できます。

よって、50歳で退職して無職になる場合に必要なお金は、

 

50歳から90歳までに必要な資金


 13,000(万円) - 6,000(万円) = 7,000万円

 

ということで、7千万円が50歳の時点で用意できていれば完全に無職になることも不可能ではなさそうです。

ただし、これには「もしものとき」のに必要なお金が計算されていませんし、子供がいて養育費がかかる場合にはさらに必要なお金は増えるはずです。

もしものときも考えると、8千万円ほどは欲しいと考えられます。

しかし、8千万円を50歳の時点で現金で用意するのは普通のサラリーマンでしたら現実的とは言えません。

ですから、50歳以降も資産運用を続けながら「お金を増やす努力」を続けると仮定して更にシミュレーションしてみます。

 

退職後も資産運用をする場合、どのくらいのお金が必要か?

50歳で退職してから、株式や債券といった資産運用をして年利3%の利回りを達成できたと仮定して、50歳時点での必要資金を見積もってみましょう。

 

50歳時点で4千万円資産がある場合

50歳時点で4千万円あった場合のシミュレーションからやってみます。

 

シミュレーション条件
  • 50歳時点で4千万円の資産がある
  • 年間3%資産運用利回りがある
  • 月27万円の支出がある
  • 65歳から月20万円の年金収入がある

 

 

こちらのグラフは50歳時点で4千万円の資産を持っており、それを90歳まで年利3%の複利で運用した場合の資産推移です。

このグラフを見ると、50歳時点で4千万円あったとしても、60歳を超えたところで資産が足りなくなってしまうことが分かります。

つまり、50歳時点でもっと多くの資産を用意するか、利回りを3%以上に上げてやる必要がありますね。

 

50歳時点で5千万円の資産がある場合

今度は50歳時点で5千万円あった場合です。

 

シミュレーション条件
  • 50歳時点で5千万円の資産がある
  • 年間3%資産運用利回りがある
  • 月27万円の支出がある
  • 65歳から月20万円の年金収入がある

 

 

 

今度は50歳時点で5千万円あった場合です。

3%の利回りで運用できれば90歳時点でも数百万円の余裕がありますね。

一方で、資産運用を全くしなかった場合は、当初の試算通り70歳でお金が尽きてしまっていることが分かります。

 

チョーコク
つまり、最低でも「50歳で5千万の資産」というのが完全な退職をする場合の基準と言えるでしょう。

 

 

運用利回り3%は高いのか?低いのか?

ここでは運用利回りを3%と仮定して計算しました。

銀行預金だけではこの運用利回りを達成することはできませんが、株式や債券を使ってやればこの利回りは決して実現不可能な利回りではありません。

むしろ、債券を中心とした安定志向の運用でも実現可能な利回りと言えると思います。

サラリーマンを辞めて収入がなくなった場合は高リスクの資産運用によって、大ダメージを受けることは避ける必要がありますから安定志向で3%程度の運用利回りがちょうどいいと考えています。

 

【セミリタイア】50歳で退職して副業を続ける場合の必要資金

先ほどは50歳時点でサラリーマンを退職し、年金以外の収入が全くなくなった場合のシミュレーションでした。

次に、50歳以降も副業や不労所得によって月5万円の収益が確保できていると仮定してみます。

 

シミュレーション条件
  • 50歳時点で4千万円の資産がある
  • 年間3%資産運用利回りがある
  • 月5万円の収入がある
  • 月27万円の支出がある
  • 65歳から月20万円の年金収入がある

 

すると、完全に無職になった場合ではお金が尽きていましたが、月5万円の収益がある場合には十分に余裕をもってサラリーマンを退職することができることが分かります。

むしろ年金が入り始めてからは、「年金収入+資産運用リターン+副業収入」が支出を上回って資産が増えています。

ちなみにさらにシミュレーションを続けてみたところ、「50歳時点で3,500万円」あれば90歳までお金が尽きることがないことが分かりました。

50歳の時点で3,500万円であれば、退職金も加味すれば不可能な額ではなさそうですよね。

このシミュレーションから、退職後も安定的に収入をもたらしてくれる収入源を確保できることが如何に重要かということが分かります。

 

早い段階での脱サラリーマンを実現するには?

今回のシミュレーションの結果から、50歳という早期の脱サラを実現するには以下いずれかの条件を達成しておく必要があることが分かりました。

 

早期にリタイアするために必要な条件
  • 1億円以上の大金を用意することができる
  • 資産運用で長期的に高いパフォーマンスを達成することができる
  • サラリーマンを辞めても長期的に収入源となる副業を持っている

 

早期退職を考えるとき、たいてい必要な生活費の計算をしてみて「こんなお金用意することなんてできないよ!!」とあきらめてしまいがちですが、大金を一括で用意するのはあくまで早期退職のための方法の1つです。

他にも退職後に資産運用をして生活費による資産の目減りを軽減したり、サラリーマンを辞めても得られる収入源を確保する、といったことでも50歳での早期退職は実現できる、ということが言いたいです。

ただし、サラリーマンを辞めてからも得られる収入源についてはいくつかの条件を満たしている必要があります。

 

リタイア後もお金を作り出してくれる事業の条件

サラリーマンを辞めてからも長期的にお金を生み出してくれる収入源を確保するために、サラリーマンのうちから副業として種を撒いておくといいでしょう。

しかし、副業といえば何でもいいわけではありません。

例えば、コンビニのアルバイトも副業といえるかもしれませんが、実際にコンビニのアルバイトを80歳や90歳になってもやることは現実的ではありません。どんなに頑張っても70歳頃までしか体力的にできないでしょう。

コンビニのアルバイトは極論ですが、他にも自分の時間を切り売りするような仕事は、何かしらのアクシデントが発生して働けなくなると収入が途端にゼロになってしまうリスクがあります。

ですから、働いた分だけ継続的な収入源が蓄積し、仕事に割く時間がなくなっても収入が安定的である「ストック型事業」が私はリタイア後の収入源としては最適であると考えています。

ストック型事業というと、

 

  • インターネット使用料ビジネス
  • 月額会員制スポーツジムビジネス
  • 月額制の新聞ビジネス

 

といったようなものが一般的ですが、個人においても次のような収入源なら実現可能です。

 

  • 不動産投資による賃貸収入
  • ブログによる広告収入
  • 高配当株保有による配当金収入

 

いずれも一度収入源となれば、手を掛けなくても収入が突然ゼロになることはなく、安定的な収入が期待できます。

また、ストック型事業の特徴として、「若いころに努力して収入源を確保すれば、年を取ってからも収入が継続する」という点があります。ですから、退職する前から十分に勉強し行動をして優良な収入源を確保できれば年を取ってからも、安定的に長くお金をもたらし続けてくれるわけです。

そのためにも、サラリーマンをしている今のうちから副業を強固な収入源にするために努力しておくのが早期に脱サラして自由を手にする近道です。

 

副業できる時間も無い!それなら転職を考えよう

しかし、月数万円の収入をもたらしてくれる収入源をサラリーマンをしながら確保するのは簡単なことではありません。

たくさん勉強する必要がありますし、実践しても失敗することもあるでしょう。つまりは時間がかかります!

ですから、

「リタイア後の収入源の確保が重要なのはわかるけど、本業が忙しすぎてできないよ!」

という方も多いと思います。

しかし、残念ながら

 

  • 残業時間が多くて自分の時間がとれない
  • 副業が禁止されている
  • しかも給料が少ない

 

こういった条件を満たしている職場で働いている方は、今回のシミュレーションからも分かるように、早期退職を実現するのは困難です。

少なくとも、副業を許しており副業をする時間の確保も可能である必要がありますし、それが無理なら忙しいだけのリターン、つまりは高収入であるような仕事でなければいけません。

目の前の仕事に忙殺されているとどうしても視野が狭くなりがちです。でもあなたのスキルや経験は転職市場では高く評価されて、給料が上がる可能性がありますし、もっと自由な時間を確保できる働き方ができるかもしれません。

本気で早期退職を考えるなら、それに向けた準備のために、転職して自分に適した働き方を最速で見つけるべきです。

年収を上げながら自由な時間を手にするためにも転職エージェント系のサービスに登録してみて個別に相談してみるといいと思います。

 

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チョーコク
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