ゲンキー(2772)株の第1四半期決算発表を読み込んで今後を占う

こんにちは。チョーコクです。

10/20に私のポートフォリオでも主力である、ゲンキー(2772)の第1四半期決算が発表されました!

毎度のことながら、主力銘柄の四半期決算の発表を見るのはドキドキしますが、早速決算書を見てみました。

ゲンキーに関する過去記事はこちら。

ゲンキー(2772)株は買いか?ビジネスモデルと株価を分析。
こちらの記事で挙げた銘柄のひとつである、ゲンキー(2772)について分析および買付検討をしてみます。 最近、ひふみ投信...
ゲンキー[2772]株を購入。改めて業績・株価・リスクを分析した
先日、ゲンキー株を新規購入しました。 OATアグリオを全て利確しましたので、その現金を使っての購入です(^^) ゲン...

スポンサーリンク

売上は順調ながら、利益面では微増にとどまる

主要指標は以下のような内容です。

売上は前年比で二桁の増加を達成しており、悪い数字ではありません。

一方で、利益面では、営業利益が前年比+1.0%、経常利益が前年比+1.7%と微増にとどまっています。

ゲンキーは会社予想として、通期で売上・利益ともに前年比20%前後の増加を発表しています。それに対しても、利益面は程遠い内容になっています。

正直、数字的には全くよくありませんね(泣)。ゲンキー株のホルダーとしては、やっちまった感あります。。。

気を取り直してもう少し詳しい中身を見ていきます。

売上原価の増加による影響大

損益計算書から数字を抜き出したものが以下の内容です。

  2017-1Q 2018-1Q 比率
売上高 20,706,141 23,686,261 114.4%
売上原価 15,892,066 18,333,459 115.4%
販管費 3,752,883 4,281,445 114.1%
営業利益 1,061,192 1,071,357 101.0%

 単位:千円

これを見ると、売上原価の増加が売上高の増加分を食いつぶし、それが営業利益を圧縮していることが分かります。

その考えられる要因としては、

  • 競合他社との価格競争が激しくなり、利益を押し下げている。

という可能性がまずありそう。

もともと、ゲンキーのようなドラッグストアは競合他社との価格競争は避けられない業態ではあります。その中で、ゲンキーの積極的な集中出店によるドミナント戦略が、価格競争優位と競争力を生み出してきましたが、そこが減速している可能性があるのかもしれません。

ただ、この数字だけだと実際の原因は何とも言えないですね。

他にも、最近ゲンキーが力を入れている、生鮮食品の売れ残りコストが増加し、売上原価の数字を押し上げているのかもしれません。

いずれにしても、ビジネスモデルの競争優位性に影響が出ている可能性はありそう。

他社競合と比べてみる

ドラッグストア全体で、このような傾向がある可能性も考え競合他社も調べてみました。

すると最近第1四半期発表をした、コスモス薬品(3349)が、前年比増収減益を発表していることを発見。

ゲンキーは減益ではありませんが、形は似ているので損益計算書を見てみました。コスモス薬品の内容は以下の通り。

  2017-1Q 2018-1Q 比率
売上高 126,578 138,726 109.6%
売上原価  101,135 111,024 109.8%
販管費 18,642 21,443 115.0%
営業利益 6,801 6,259 92.0%

 単位:百万円

売上高以上に売上原価の増加は多少していますが、主な要因は販管費の増加ですね。実際決算書を見ると、新規出店に伴う人件費増が響いていると明記されていたため、ゲンキーとは要因は異なりそう。

まとめと今後の方針

今回の決算内容だけでは、ゲンキーのビジネスモデルと成長性に対しての評価を変えるべきか、このまま変えずにホールドすべきか、何とも判断が難しいところです。増益幅が減っているのは事実ですがその要因が深く語られていないためです。

ただ、基本的な考え方として、販管費の増加は事業投資としてポジティブなコストになることもある一方で、売上原価の増加は競争優位性が揺らぐといった、ネガティブなコストであることが多いため、方針見直す可能性あるかも。

一方で、ゲンキーは半期と通期に対する会社予想は変えていません。ここは自信の表れでもあるのでしょうか?

最近、ゲンキーは株価も軟調でした。増資や自社株売り発表後トレンドが転換してしまった感があったので、今回の決算内容は残念です。

さて、月曜日に市場はどう動くのか、そして私はどう動くべきかー。

大きく下げたら逆張りで拾うとかもあり得るけども。あんまり逆張りは得意じゃないからなぁ。