ゲンキー(2772)株は買いか?ビジネスモデルと株価を分析。

企業分析

 

 

こちらの記事で挙げた銘柄のひとつである、ゲンキー(2772)について分析および買付検討をしてみます。

 

 

最近、ひふみ投信の運営であるレオスキャピタルの特集がテレビで行われて、ツイッター界隈でも話題になっていた、薬王堂(3385)と同じく、ドラッグストアの経営が主な事業となっています。

 

さて、早速調べようと思って、意気揚々とゲンキーの企業のIRページにアクセスしてみたところ、出鼻をくじかれる結果に。。。

 

 「うわー、IR情報全然充実してない。」

 

はい、IR情報が企業ホームページ上で全然充実してなかったんですね。

 

先日、ブログ記事でも書いた通り、IR情報が充実していないケースが一番萎えるというか、困ってしまうわけなので、テンション下がりました笑

 

 

とはいえ、ここで引き下がるわけには行かないです。

 

困難があるからこそ、お宝かもしれない!

 

ということで、頑張って調べました。

 

価格競争上等、効率化を徹底

ゲンキーの16年決算資料を見ると以下のような記述があります。

 

当社グループは、「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに、地域シェアを高めるためドミナントエリア構築に邁進いたしました。また、今後加速するであろう異業種を交えた本格的な価格破壊競争への準備として、従来のメガドラッグストアを進化させたNew300坪タイプのディスカウントドラッグをレギュ ラー店と位置づけ、EDLC(エブリデイローコスト)及びEDLP(エブリデイロープライス)の追求に尽力いたしました。

 

他の競合ドラッグストアとの差別化として、商品の低価格化を挙げています。

 

一般的には、価格競争は消耗戦になることが多いため、あまり好まれませんが、ドラッグストアは小売業なので、低価格競争は避けては通れません。

 

ですので、売上が多少下がったとしても、結局は利益を出せているか、事業の効率化を行えているか、という点が重要だと思います。

 

ゲンキーも事業の効率化に軸足を置いています。

 

その一つが一部の地域に密着して店舗を増やし、その地域で独占的な地位を築く、ドミナント戦略です。

 

ドミナント戦略の長所は大きく二つあります。

 

  • 店舗間が近いため、物流コストを下げられる。
  • 対象地域で効率的な知名度向上を行える。

 

以下の図はゲンキーのホームページから引用しました。

 

ゲンキー地域

ゲンキーホームページより引用

 

これを見るとわかるように、ゲンキーは北陸と中部に重点を置いた店舗拡大戦略を取っています。

 

 

また、ゲンキーは「メガドラッグストア」と呼ばれる1,000平方メートルを超える巨大店舗の出店も特徴です。

 

つまり、店舗を地理的に集中させるだけでなく、一つの店舗の充実を図ることで、その地域の消耗品ニーズを一手に担い、効率的に売上を上げようというわけです。

 

ですので、生活必需品全般を扱う必要があるため、ゲンキーは医薬品の売上はほかのドラッグストアに比べても割合が低く、食品の売上割合が高いという特徴も持っています。

 

ポジション

「ドラッグストア業態の商品構成に見る 市場戦略と、収益性強化の方向性分析 -ドラッグストア業態の課題と展望-」より引用

 

売上および利益は順調に成長

さて、次にこれまでの業績を見てみます。

 

ゲンキー売上 ゲンキー利益

 

順調に売上・利益ともに成長していることが分かります。

 

また今期業績については、減収増益の予想修正を発表しています。

 

つまり、価格競争強化のため、売上は下げながらも、事業の効率化という最も重要と思われる施策は上手く回っているといえるでしょう。

 

また、今期配当の増配も発表しており、利益分配にも積極的な姿勢を見せようとしている様子です。

 

とはいえ、配当利回りは1%を下回っており、まだまだという感じです。

 

今期の予想配当は40円で、EPSは331円なので、配当余力はまだまだありそうです。今後も増配や自社株買いなどを積極的に行ってくれることに期待したいところ。

 

現在の株価水準は若干割安

これまでの成長率からみて、現在のPERは割安といえると思います。

 

今日時点の予想PERは、約15倍です。

 

同業である薬王堂(3385)の予想PERが約23倍であることからも割安といえます。成長性では薬王堂に負けてませんしね。

 

また、過去のゲンキーのPERを見ても、現在の水準は決して高くありません。

 

まとめ

先週の金曜日には、5%弱の株価高騰が起きてしまい、若干、機を逸した感がありますが、それでも現在の株価は割高ではなく、買いの判断も十分にあると思います。

 

まずは打診で最低単元での買いを入れることも前向きに考えてみたいと思います。

 

リスクとしては、ドミナント戦略をしているだけに、今後の新規出店余地がどの程度あるのか、という点でしょうか。

 

この辺は中々予測するのが難しいのですが、幸い、ゲンキーは月次の売上推移を発表しているので、この情報を活用して成長性に鈍化がみられるかどうかを観察することはできそうです。

 

追記

2017年5月21日

こちらの記事に再度ゲンキーに関する記事を書きました。

ゲンキー[2772]株を購入。改めて業績・株価・リスクを分析した

 

2017年7月22日

こちらの記事にゲンキー株購入に関する記事を書きました。

【図解入り】保有株まとめと7月の売買記録


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