日本ライフライン(7575)の第1四半期決算内容を分析してみた

こんにちは。

先週は多くの企業の定期決算内容が公開されました。

読み込みたい決算短信はたくさんあるのですが、まずは少し前まで私のポートフォリオで最主力だった、日本ライフラインの第1四半期決算内容が公開されましたので、早速決算短信を読んでみました。

今回はその内容についてまとめてみます。

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数字を見る限り絶好調!?

第1四半期決算短信の売上および各種利益を見てみると以下の通りです。

「平成30年3月期 第1四半期決算短信」より引用

 

売上:10,228百万円 (+14.9%)

営業利益:2,620百万円 (+50.2%)

経常利益:2,626百万円 (+53.6%)

純利益:1,834百万円 (+53.5%)

売上こそ普通の内容ですが、各種利益の伸び率は数字だけ見ると素晴らしい内容です。

数字の面で難点を挙げるとしたら、前年度の伸び率に比べると見劣りする、というところでしょう。

さて、過去の第1四半期の経常利益の伸び率を見ると、今回の数字が過去に比べると物足りないと感じます。

28年第1四半期前年比:+256.6%

29年第1四半期前年比:+173.8%

30年第1四半期前年比:+53.6%

しかし、現在のPERが30倍程度であることから、決してこの数字だけ見ると悪くない成長率だと思います。

また、30年の業績予想は前年比で20%強の利益成長を提示しておりますので、それと比較しても第1四半期では50%強の利益成長であり、好調と推測できます。

なによりも、売上以上に利益が増加しており、利益率構造が一層改善されていると見られます。

ここまでは単純に業績の数字だけを見たときの所感です。

利益の中身を見ると今期業績は会社予想と同程度か?

決算の数字だけを見て、私は呑気に、

とつぶやいていたわけですが、決算短信を読んでみると単純な話でもないかも?

決算短信において、利益に関して以下の記述があります。

販売費及び一般管理費におきましては、旅費交通費等が前年同期に比べ増加したものの、開発関連の費用や広告宣伝費等の経費予算の執行が遅れていること等により、当第1四半期連結累計期間の営業利益は26億2千万円(前年同期比50.2%増)となりました。

「平成30年3月期 第1四半期決算短信」より引用

今回の四半期においては、経費がまだ計上されておらず、それにより見た目の利益が押し上げられているとのこと。

損益計算書をチェックしてみても、売上が増加しているのに対して、販売費及び一般管理費があまり前年に対して増加しておらず、これが営業利益を押し上げている構造を見ることができます。

よって、今回の第1四半期発表で市場がどのような反応を示すかは月曜日のお楽しみではありますが、第2四半期以降では前年比での成長率は鈍化する可能性が高く、最終的に会社予想の20%強の成長で落ち着く可能性があるのかなと思います。

つまり、今回の決算自体はそれほどのサプライズがない、無難な内容だったといえそうです。

今回の業績を受けて現在の株価は買いか?

サプライズがない内容だったと書きましたが、会社予想のままだとしても、営業利益率は22%程度となる内容であり(しかも今回の第1四半期の数字では25%強!)、以前のブログ記事でも書きましたが、同業他社に比べても驚異的な高さです。

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私が日本ライフラインを買い始めた当初は、PERも低く、20倍前後だったため圧倒的に割安だったわけですが、現在は30倍程度まで株価は急騰しております。

同業他社である、日本光電工業(6849)やディーブイエックス(3079)がPER 20倍程度であるので、成長性を加味しても圧倒的にお買い得とは言えないと感じます。

それでも、テルモ(4543)がPER 30倍程度であるのと比べると、これまでの成長性とこれからの成長性を加味すれば買えない内容でもありません。

とりあえず、今回の決算内容を市場がどう受け止めて動くのかを様子見しようと思います。

日本ライフラインは過去に上方修正を何度かやっていることもあり、さらに3桁の成長率を今まで行ってきたため、市場の期待は相当なものであったと考えることもでき、市場の期待がどの程度だったかによって、今回の決算内容を受けて下がる可能性もありそうです。

これだけの数字を出しても下がることがあるのが、株の難しいところっすねぇ。。。