増えてるのに増えてない!コツコツ投資の落とし穴

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その中で次のような記事を発見!

 株式や債券などに投資しつつ、運用をプロに任せられる投資信託は、初心者の投資デビューにも利用しやすい。2017年5月下旬以降、SBI証券や楽天証券、GMOクリック証券などの大手ネット証券が相次ぎ、投信を100円から買えるサービスを始めた。 「気になる投…

私はSBI証券を使っており、以前から500円から投信の毎月積立投資は出来ていましたが、今は100円からの投資まで可能になってるんですね!

他にも楽天証券など、有名どころの証券会社が次々と100円からの積立投資に対応しているようです。

100円からの積立投資が可能になることで、少ない元手からでも投資を行うことができるようになり、投資を始めるハードルは確実に下がって来ている印象です。

「ウォール街のランダムウォーカー」に代表される本を読んだりして、投資を少しでもかじっている方なら、毎月積立による投信の購入が、長期的には十分なリターンをもたらしてくれることをよくご存知かと思います。

私もインデックス投資信者の一人なので、大学生の頃から現在も投信をコツコツ買い続けており、長期的にはリターンを十分にもたらしてくれると考えています。

そういった知識が広まって、たくさんの人が投資に興味を持ち始めることは、お金の循環を生み出して、経済的にも良いことだと思います。

一方で、100円ずつからの投信の購入がもたらすリターンってどの程度なんでしょうか?

だって、1年かけても1,200円にしかなりませんよね。100年かけて12万円!

これではどれほど高利回りで数十年間運用できたとしても、生活が豊かになるほどのリターンを得ることは不可能です。(仮に年8%のリターンで30年間複利運用しても15万円ほど)

もちろん、複数の投信を毎月積立購入するのが普通だと思うので、ここまで少ないことはあまりないと思いますが、それにしても少ない。

忘れてはいけないのは、生活を豊かにするような十分なリターンを得るためには、相応の資金量を投資してやる必要がある、ということです。

先ほど書いたように私は学生時代から投信の積立投資を行って来ました。

当時は毎月出せる投資額が少なく、ひと月1万円程度が限界でした。

その後、アベノミクス相場が始まり、その頃買った投信の含み益はパーセンテージでは相当増えています。しかし、金額でいうと大した金額は増えていません。

つまり、アベノミクス相場のような大上昇地合いですら、少額積立投資では金額的には大した恩恵を得られないということです。

個別株の世界においても、初級者からの成長として、

  • 正しい銘柄を選別する
  • 正しい銘柄に実際にお金を出して投資する
  • 正しい銘柄に十分な金額の投資をする

という3つのステップがあります。

これらを満たして初めて大きなリターンの果実を得ることができるわけです。

言うのは簡単ですが、これらを実践するのは結構難しいです。お金を出すと言うことは、お金が減るリスクも背負うことを意味していますから、恐怖心との戦いになります。

積立投資においても同じで、100円からの投信ではいくら評価額が上昇しても、生活は豊かにはなりません!

ですので、全くの初級者が投資の経験をするために100円からの投信購入をすることは否定しませんが、どこかのタイミングで投資金額を1千円、1万円と上げて行くことを考えないといけません。

ですが、この辺の投資額の上げ方って語られること少ないですよね。

私の場合、社会人になり昇給していく中で投資に回せる金額が増えたので、それに伴って金額を上げていきました。そういう手もあります。

いま数千万単位の相当量の投資を出来ている方も、恐怖心と戦いながら、徐々に慣れて来たのだと思います。

一方で、

「そもそも毎月投資に回せるお金が少ないよ!」

という方もいるでしょう。

そのような場合も簡単で、

収入を増やす、もしくは、支出を減らす、ことをして何とかお金を捻出して下さい。

当たり前のことですが、それしか方法はありません。

収入を増やすのは中々すぐにできることではありませんが、支出を減らすことなら今日から取り組めます。その減らした支出を投資にまわしてやって、投資元本をどんどん増やしてやりましょう。

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まとめ

コツコツの毎月積立投資のリスクとリターンのバランスの良さは多く語られていますが、それだけではお金持ちにはなれません。

十分な金額を投資に回すことも同時に行って初めて、コツコツ投資の恩恵を数十年後に得ることができるといえるでしょう。