最低限知っておきたい!広告手法の変化が開く新しいビジネスチャンス

企業分析

インターネット上での広告が一般的になって10年以上経つでしょう。

このインターネット広告の登場によって、昔ながらのマスメディア広告では出来なかったビジネス拡大を可能にしています。

 

テレビ局の業績はイマイチ成長していない

ガベージニュースより引用

新聞や雑誌の減少傾向に比べれば遥かにマシではありますが、テレビ放送に費やされている広告費は20年以上横ばいとなっています。

最近の若者はテレビを観ない。若者のテレビ離れっていうのはよく聞かれますよね。

もちろんテレビを観る人自体が減ったことで、広告メディアとしての価値が減ってきたというのもあると思います。しかし、それ以上にインターネット広告の台頭というのが大きいでしょう。

上の図を見ると他の広告メディアをごぼう抜きにしてインターネット広告費が急増しています。

商品を出す企業の広告予算は決まっていますから、テレビや新聞、雑誌に出していた分がインターネット広告に移っているわけです。

 

では、インターネット広告が急速に拡大している理由はなんでしょうか?

 

テレビ広告とインターネット広告の違い

まず、テレビ広告とインターネット広告の最大の違いは何でしょう?

違いは、

  • 閲覧者を広告主が選べる
  • 閲覧者の行動を追跡できる

ということです。

閲覧者を広告主が選べる

テレビや新聞は全国民に対して一斉に同じ広告を配信するのが基本なので、それが購買に繋がる割合が非常に低くなります。

皆さんもテレビを観ていて、「お!これは絶対欲しい!」と思った商品ってどのくらいあるでしょうか?僕はほとんどありません。

当たり前ですよね、広告されている商品が自分の興味のあるものであることなんて稀ですから。

私が過去に扱った商品もテレビの某情報番組で紹介されたことがあります。

紹介された直後にホームページのアクセスは劇的に急増しましたが、購買にはほとんど繋がりませんでした。

この経験からも、テレビ広告が購買に繋がるのはかなり稀であると感じています。

一方、Google検索結果に表示されるリスティング広告や、ブログなどに表示されるアドセンス広告は閲覧者を広告主が選べる仕組みになっています。

例えば、リスティング広告では、検索キーワードを広告主がオークション形式で購入することになります。これによって、自分の商品に関連しそうなキーワードで検索をしているユーザーをピンポイントに捕まえて、広告を見せてやることができます。

こうしてインターネット広告では効率的に自社製品に興味のある人を購買に導けるわけです。

他にもFacebook広告を出す場合には広告を表示する人の性別や地域はもちろん、何に興味を持つ人か、などのターゲティングを詳細に行うことで、より表示相手を効率的にすることが可能です。

このような効率化が出来れば、無駄な広告費をかけずに広告費も圧縮すること出来ますから、広告主へのメリットが大きいわけです。

閲覧者の行動を追跡できる

もう1つの大きな違いは、インターネット広告では閲覧者の行動を広告主が閲覧できる、という点です。

例えば、FacebookやTwitterでスマホアプリの広告を出したときにはその広告がどの程度クリックされたか?を知ることが出来るのはもちろん、そのアプリがインストールされたのか?起動されたのか?まで知ることが可能です。

つまり、実際の購買にどの程度繋がったか、を広告主が確認出来るわけです。

 

インターネット広告は改善フローに最適

このように昔からあるテレビといったマスメディア広告とインターネット広告には根本的な違いとして、閲覧者の情報を広告主が吸い上げることが出来る、ということがあります。

これは大きな変化ですよ。

まず、広告主側で改善フロー、いわゆるPDCAが高速で回せるというメリットがあります。

広告効果が評価できないのが一番困る

私は本業で新製品開発に携わっているので、広告出稿について議論することがあります。

その際に、広告予算を使って広告を出したとして、それによってどのくらい購買に繋がったのか、というところが分からないとその広告を続けるべきか、打ち止めるべきか、の判断が不可能になります。

その点、インターネット広告ではどのくらいの人が広告をクリックしたのか、購入したのか、が分かるのでマーケティング計画が立てやすいです。

効果の無い広告は直ぐに方針転換出来る

広告効果が分かるインターネット広告ですから、効果がないと判断出来れば、

  • 広告を打ち止める
  • 閲覧者のターゲティングを変えてみる
  • 広告文言やイメージを変えてみる

このような方針転換を容易にすることが出来ますね。

この点もテレビなどのマスメディアとは大きく違います。

マスメディア広告はその費用も莫大なものですから、なかなかやり直しを何度もすることが出来ません。

このような点で、インターネット広告はPDCAをコンパクトに回して、最適な広告ターゲティングが出来るのは革新的なメリットです。

 

テレビ広告が向いているケースもある

テレビはやはり今でも最も大人数に広告を届けられる手段です。

ですから、商品ターゲティング戦略が既に明確になっている場合は有効です。

例えば、昔からある定番商品の場合は、どういう広告をどういう番組に出せば効果的か?というノウハウが十分に蓄積されているでしょうから、効果的でしょう。

 

小さな事業者にもチャンスがある時代

このように、これまでは圧倒的な数の消費者とつながりを持っている、テレビ・新聞・ラジオといったマスメディアが広告を牛耳っていましたが、ここ10年くらいはインターネットによる広告のターゲティングが可能になったため、そのシェアを奪いつつあります。

 

じゃあ、今後はどうなるのか?

 

インターネット業界にはアドテクノロジーという分野があります。

広告をより効果的に消費者に届けるためにテクノロジーを利用する手法で、最近はAIのトレンドもあってか急速に発展しています。

私も株式投資をしている、ベクトル社が得意とする分野ですね。

アドテクノロジーの発達によって、さらに広告を届ける消費者の細分化ができるのはもちろん、自分の商品を本当に届けたい消費者に対して広告を見せるだけではなく、より積極的なアプローチをすることすら可能になります。

例えば、あるECサイトを訪れている人に対して、運営者側からチャットで「お困りですか?」と話しかけたり、とかは最近は結構増えています。

つまり、

  • これまでの広告

 数を撃てば当たるだろう戦法

  • これからの広告

 ピンポイントに狙い撃つ戦法

とでもいえるでしょう。

これによって、広告予算の少ない小さな事業者であっても、自社製品が本当に響くであろう消費者に、広告を見てもらい、更には積極的にアプローチすることで、少資金で購買率を劇的に上げることが出来るようになります。

さらに言うと、今までは大衆受けしない商品は広告しにくかったですが、今後はよりニッチでマニアックだけど、確実に熱烈に欲しがるファンが少人数いるような商品にも活路があると言えますよね!

うーん、面白いです(^^)

逆に言うと、自社製品が響くであろう消費者のイメージが明確でない商品は今後はより売りにくくなっていくといえます。

 

こちらの記事もどうぞ!

超高成長企業ベクトル(6058)のビジネスモデルと業績を分析してみた

2017.08.15

スタートアップ企業で僕が学んだ、ビジネス拡大の「商品と市場の3ステップ」とは?

2017.03.20

ブログランキング参加中です!
クリックしてもらえると嬉しいです!


ツイッターでも呟いています。フォローしてみてください!