無印良品に行ったついでに良品計画(7453)株を分析してみました!

企業分析

今日は休日を利用して妻と無印良品に行ってきました。

ちょうど友人から無印良品で使える割引券をもらったので、出産に向けたベビー用品をお得に買おうという狙いです。

真剣にマタニティー服を選ぶ妻…

 

学生時代は全く興味のなかった無印良品なんですが、社会人になり30歳になった頃から段々と落ち着いた無印良品の商品に惹かれるようになり、去年くらいから家具や洋服は結構無印で買ってます。

これも大人になって落ち着いたということでしょうか。

無印良品の商品は、「激安!」という感じでは無いですが、比較的リーズナブルで品質もそこそこ良いのが良いですよね。また、無難なデザインも気に入っています。

今日はせっかく無印良品に来たので、無印良品を運営する「良品計画(7453)」の株分析をしてみようと思います。

良品計画の事業

西友の事業部が独立。『無印良品』ブランドで衣料、雑貨、食品など卸・小売り。中国ほか海外多数

四季報より引用

結構知らない方も多いかもしれませんが、良品計画はもともとは西友の1事業部だったものが独立した企業です。

良品生活のメイン事業はやはり無印良品ブランドでの衣料や雑貨、食品の企画と販売なのですが、特に海外での販売に力を入れており、欧米にも出店していますが、特に中国での出店数の多さが目立ちます。

中国ではそのブランドもかなり浸透しているようで、中国に出張に行くと、空港内の店舗を見かけることもあります。

 

業績

全社としての業績は以下の図の通りです。

直近5年ほどは急激に売上・利益ともに伸びていることがわかります。

 

直近の決算である2018年2月期決算によると各セグメント毎の業績だと以下の通りです。

【全社】
 売上  :3,795億円(+13.9%)
 営業利益:452億円(+18.3%)

【国内事業】
 売上  :2,347億円(+8.8%)
 営業利益:285億円(+30.1%)

【東アジア事業】
 売上   :1,098億円(+22.4%)
 営業利益 :168億円(+2.5%)

 

その他にも欧州やオセアニアなどの事業部もありますが、規模は日本国内と東アジア(中国)の事業に比べると圧倒的に小さいので割愛します。

規模が大きく好調な国内事業の影響で2017年度は二桁の増益となっています。

一方で、東アジア事業は売上は大きく伸びていますが、利益は思ったほど伸びていない様子です。

 

東アジア事業の既存店売上の推移も公開されており、以下のように前年比で100%超となっており、売上は伸びていることがわかります。

 

つまり、既存店の売上が伸びているのに利益がさほど伸びておらず、利益率が低下していることが推測されます。

 

中期計画

良品計画の中期事業計画を見てみましょう。

 

こちらは2018年3月期決算時の説明会資料からの引用です。

中期事業計画を見ると、やはり中国(東アジア)での出店計画が積極的ですね。2015年度から2020年度までの5年間で店舗数を倍以上にする計画となっています。

2017年度は国内はほとんど店舗数が増えていませんし、店舗拡大に関しては頭打ちなのかもしれません。

また、売上・営業利益はともに2017年度現在の水準からおよそ1.5倍程度の計画となっています。

残り3年で1.5倍ですから、年率で約15%の成長が必要になってきますが、これまでの実績からするとそれほどアグレッシブな内容では無さそうであり、現実的な印象です。

 

今後の成長性

今回、私が良品計画を調べる前は先述したように中国でも無印良品ブランドは確立して、増収増益を繰り返しているのだと思っていました。

しかし、実際は2017年度の海外事業は利益をほとんど成長させていません。

急速な店舗拡大に伴う出店費用がかさんでいることで利益が出ていない可能性もありますが、先述の通り、海外の既存店舗の売上は前年比で伸びています。

つまり、利益率が落ちている可能性が高く、中国での無印良品ブランドに陰りが出てきているのかもしれません。

色々調べてみると以下のような記事が出ています。

【中国】2018年、無印良品は日本と中国同じ価格へ

 

つまり、これまで日本品質で高価格ブランドとして中国を始めとした海外での展開をすることで成功してきた良品計画ですが、現在は類似商品がより安く販売されるようになったことで、差別化が困難になっているとのこと。

「もともと無印良品は『安くて質が高い』ことを売りにしていたが、中国市場に進出した際には、『高くて質が高い』になってしまったとにある」と分析。しかし、いまでは無印良品に似たブランドが次々に出現。

「 安くて似たブランドが出現 無印良品が中国市場で失敗した理由を分析」より引用

 

確かに日本での無印良品は「高級ブランド」というよりも「手頃な価格で高品質なブランド」のイメージのほうがしっくりきます。

中国で販売されているような、日本価格よりも数割高い価格だと手を出しにくいでしょうね。

もし、無印良品ブランドが消費者に響かなくなっているのだとすれば、方針として店舗拡大による数の勝負ということになるので、利益率はますます落ちてしまうことになります。

とはいっても、全セグメントで最大規模の日本国内事業は現在も二桁成長が出来ており、「手頃な価格で高品質」というブランドイメージは国内では上手く回っていますから、急速に現在の業績から落ち込むリスクは少ないでしょう。

 

良品計画の成長の鍵
  • 中国事業での利益率を如何に改善できるか
  • 日本国内で店舗拡大せずに売上を伸ばすことができるか

 

現在株価

 

現在の株価は去年からの上昇相場にのって順調に伸びています。また、年始にあった市場の暴落に対してもかなりの下値の強さを見せています。

予想PERは約32倍となっており、直近の成長率や中期計画で目標としている成長率、さらには現在の置かれている海外事業での状況を考えると、割高な印象が正直なところです。

 

また、良品計画は株価が35,000円以上であり、最低限必要な投資額が個人投資家には大きいのがきついですね…。

お試しで購入しようにも、400万円近い現金が必要になりますので、躊躇してしまいます。

私はそこまでキャッシュにゆとりもありませんし、現在の株価の水準でしたら手は出せないですね。。。

チョーコク
株は買いませんが、無印のカレーは大好きで大量購入したよ!

 


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