現在、私は賃貸マンションを引き払って実家に帰って来ています。
妻が妊娠していて、間も無くの出産を控えて、妻は里帰り出産のために実家に戻っており、私ひとりのために広くて家賃が高い賃貸に住むのももったいないな、と思い、賃貸を引き払って、自分の実家にしばらく身を寄せることにしました。
一時的なんですけどね。
以前の記事でも書いたんですが、ちょうど引越しも検討していたので、タイミング的にも良かったので、一時的に実家に戻るかということになりました。
実家に居候させてもらっていることで、個人投資家として一番嬉しいのは、住宅費の支出がなくなり一気に投資に回せる資金が増えたということです。
今回は固定費の代表格である住宅費が減ったことによるポジティブインパクトと固定費を減らす方法についてお話していこうと思います。
固定費削減がお金持ちへの第一歩
多くの家計にとって最大の固定費は家賃でしょう。
我が家も月々の収入の2割ほどを家賃が占めていました。
賃貸を引き払って実家に住んでから、この家賃支払いがなくなり、光熱費なども含めるとかなりの金額分のキャッシュフローが改善されました。
サラリーマンをしていて、月収を急に2割増やすのは相当難しいですよね。というか不可能です。
順調に昇給して収入が増えたとしても数年から10年はサラリーマンでしたらかかるでしょう。
一時的ではありますが実家ぐらしになって、家賃を毎月払うことの家計への負の影響は半端じゃないなと改めて実感しております。
しかもそれが毎月黙っていても続くのですから。
流石にいくら実家とはいえ、幾らかのお金は実家の両親に入れていますが、それでもこれまで賃貸でかかっていた家賃や光熱費といった固定費に比べると大したことはありません。
こうして生じたキャッシュフローは積極的に投資にまわしています。
ところで、家賃や通信費、保険料といった固定費を減らすことの最大のメリットは、一度減らせば毎月自動的に節約ができるという点です。
一時的な支出、例えば飲み会を我慢したりすることでもお金を浮かせることもお金を貯める意味では有益ですが、それをこの先ずっと持続させるのは相当な意思の強さが必要で大変です。
一方毎月かかる通信費を見直して節約すれば、最初は見直しが大変かもしれませんが、一度見直して節約できればその後毎月の支払額が自動的に減らせますから非常に楽に、強い意志なしでも節約が可能です。
こうやって節約してコツコツ貯めたお金は投資に回し、お金に働いてもらい、更にお金を運んできてくれる仕組みを確立します。
こうしたコツコツと節約&投資を続けていけば、十分な投資資金とお金にお金を稼いでもらう体制を確立し、複利の恩恵を十分に受けながら資産を増やしていけますよね。
資産が増えれば、たとえ突然サラリーマンをクビになったとしても、問題なく生きていけるだけのバックグラウンドを得ることができたといえます。
まさに経済的自由を手にした憧れの状態といってもいいですね。
実際問題、経済的自由を手にするには、かなりの元手となる投資資金か並外れた投資パフォーマンスか、どちらかが必要になります。
ですから、長い目で数十年の年月をかけて個人金融資産を築いていくプランにはなるでしょう。
企業のビジネスモデルをみる投資家目線で考えると、固定費に潜り込める商品・サービスを持つ企業のビジネスモデルは安定的な利益をもたらしてくれる美味しいビジネスであることが多いです。
最近は、クラウドサービス、音楽ストリーミングサービス、マッチングアプリなどなど、月額課金制サービスが非常に多いです。
なぜかというと、単純に儲かるんです。
これらのビジネス運営者は、消費者が一度課金してくれればそう簡単には解約しないことを熟知しています。
消費者の多くは、財布を開けて支払いをするのには慎重でも、自動的にクレジットカードから引き落とされる支払いには無頓着だったり忘れてしまうんです。
ですから、固定費となり得る月額課金制サービスは一度普及すればそう簡単には破綻しないビジネスとなります。
投資家として企業を見る際には、その企業のビジネスがこのような美味しいビジネスモデルとなっているか?というのは要チェックのポイントです。
固定費削減の方法はたくさんある
今回の私のケースはかなり特殊なので、そう簡単に10万円以上のキャッシュフロー改善をするのは現実的ではないのは事実です。
ですが、家計にかかっている固定費を削減する方法はたくさんあります。
- スマホを格安スマホに変える
- 家賃が安い賃貸に引越す/住宅ローンを見直す
- 保険を見直す
- 車を手放す
一番手っ取り早く、手軽にできるところですと、通信費を見直すためにスマホを格安スマホに変更することでしょう。
以前私も試してみた『携帯かえるくん』はチャットで相談ができて簡単に自分の使い方に合った格安スマホを提案してくれます。
もし格安スマホに変えたいけど、各社のプランが有りすぎてどれが良いかわからない!ということであればまずは気軽に『携帯かえるくん』に相談してみることをおすすめします。
一方、額も大きくて削減のしがいがあるところでいうと、家賃の見直しと車の見直しでしょう。
この2つはうまく見直せば月数万円の節約が可能です。
毎月3万円余計に投資できたら20年後にいくらになるか
仮に毎月3万円分の節約と投資が可能になったら、20年後にいくらになるでしょうか?
以下の条件でシミュレーションしてみましょう。
- 毎月3万円を投資
- 運用期間は20年
- 運用利回りは年8%
- 運用益は再投資
そうすると20年後にはどうなっているか?
まず、元金は720万円、そして運用益を含めると税込みですが、なんと “1,740万円” にもなります!
実際問題としては、今後20年間で運用利回り年8%を継続的に実現できるか否かが鍵ではあるでしょうが、非現実的な運用利回りではないでしょう。
いずれにしても、重要なのは固定費を削減して、「大した我慢をせずともこれだけの金融資産が築ける」ということです。
皆さんもぜひ無駄な固定費を払い続けていないか?確認してみましょう!
そしてそれを積極的に投資に回して我慢しないズボラ投資家になりましょう。