他人の投資をコピーしてうまくいっていない人に
投資スタイルとリスク許容度を事前に決めておき、他人は参考にとどめないと売買判断ができない。
株式市況が好調でみんなが得している状況だと忘れがちですが、今年のように株価の下落が目立つような市況ですと自分の「投資スタイル」と「リスク許容度」の重要性を改めて意識します。
ここで言うリスク許容度とは、株価がどれくらい動いたら、なにをするか、という自分の中での考えです。
皆さんは自分の投資スタイルとリスク許容度を把握しているでしょうか?
ツイッターや掲示板で自分の持っている株と同じ株を持っている人の意見が簡単の見られるだけに、それを見て一喜一憂したり、自分の投資スタイルと異なる売買をしてしまって失敗したりしていないでしょうか。
リスク許容度が違う人の売買状況は参考にできない
私は積極的にツイッターで投資関連の情報をキャッチするようにしています。
その目的は、
- 新しい投資銘柄発掘
- 投資先企業のファンダメンタル情報収集
- 投資という同じ趣味の人との繋がり
基本的にはこの3つです。
一方で、売買のやり方や取引状況はあまり参考にしていません。
というか参考にできません。
例えば、ツイッターでよくツイートを見させてもらっている sunさん(@sun01335)が先日次のようなツイートをしていました。
スタートトゥデイも下げるならどんどん下げてください。私買いますので
— sun (@sun01335) July 3, 2018
私もスタートトゥデイのビジネスにはかなりポジティブな考えですが、先月末に売却&手仕舞いしてしまいました。
それは、私は株価の下げに対する許容度がsunさんよりも小さいからです。
おそらくsunさんはもっと下落しても問題ない許容度大きく腹を括っているのでしょう。
つまり、同じ株を持っている人でも、売却ラインはリスク許容度によって異なり、単純に売買の参考にはできないということです。
唯一売買状況が参考になるのは、自分と全く同じ投資スタイルとリスク許容度を持った投資家同士だけでしょう。
その為にはその人の売買判断の理由を念密に分析して理解してやる必要がありますが、流石にツイッターの短文ツイートだけで判断するのは難しいですよね。
ですから、周りの投資家が自分の持っている株を買い増してたり、投げ売っていたとしても、それにつられて行動するのはオススメしません。
自分の投資スタイルとリスク許容度を自分が理解しておく
つまり、株をいつどうなったら買うのか?売るのか?は他人に任せることはできず、自分の投資スタイルとリスク許容度は自分で考えて決めておかなければなりません。
例えば、自分は一度買ったら永遠に売らない!というのも一つのスタイルです。
重要なのは、自分の投資スタイルとリスク許容度は自分にしか決められないので、ツイッターや掲示板の意見は参考程度にとどめるながら、株を買うときに「この株はこうなったら売ろう」と事前に決めておくことです。
ところで、私は最近売買が正直あまりうまく行っていません笑。
その理由としては、市況が弱気気味の現在、私の投資スタイルは相性悪いはずなのに、無理して参加してしまっていたからに他なりません。
今更ながら相場の地合をベースにした投資判断が重要だと実感。
特に私は成長株の高値ブレイク狙いなので、弱気相場だとそりゃ死ぬよね。— チョーコク (@chokoku_J) July 2, 2018
これもまた、自分の投資スタイルとリスク許容度を無視して、「儲けるチャンスを逃したくない!」と突っ走った結果と反省しております。