こんにちは。
ここ数日は株価も落ちてますねー。
私も含み益を結構吐き出しているおります(´;ω;`)
保有株であるエスエムエスとマークラインズが思ったより下げていて、それが原因です。
ここは黙って我慢か売却か、はたまた買い増しか、悩ましいですよね。
決算も続々と発表されているので、決算書読むのに忙しくなりそうです。
決算書読みとジム通いで、山の日を有意義な時間を過ごそう!
さて昨日は、レントラックス(6045)の2018年第1四半期の決算発表でした。
レントラックスは以前、私のポートフォリオでは主力の一つだった銘柄ですが、現在は手放していて監視中となってます。
決算内容を確認していきます!
レントラックスの業績は増収減益
早速数字の確認に入ります。以下の通りです。

売上:前年同期比9.1%増
営業利益:前年同期比23.7%減
経常利益:前年同期比23.7%減
増収減益となっております。
うーむ、かなり微妙、というか、
「減益しとるじゃん!」
レントラックスといえば二桁増益を繰り返してきた企業だったはずでは!業績を見る限りかなり厳しそうな内容に見えます。
今期の業績予想を見ると、

元々上期は弱気な予想だったみたいですが、減益までは予想ではいってませんね。
進捗で考えてみてもあまり調子は良くなさそう。
うーむ、とりあえず中身を読んでみてなんで今四半期は大幅な減益になったのか見てみよう。
減益の理由は新事業によるコスト?既存事業の状況は?
新事業がコスト増の要因
決算資料を読むと、以下の記述があります。
2017年3月に株式会社GROWTH POWERを設立し、中古建設機械等の売買マッチングサイトの運営事業(販売仲介事 業)を開始し、2017年5月にタイ(バンコク)、インドネシア(ジャカルタ)、中国(大連)に子会社を設立し、 既存事業の拡充を図るとともに、インドネシアにおいてはECサイトの運営事業も開始しております。これら新規 子会社の起ち上げに伴い、販管費等が増加しております
「平成30年3月期第1四半期決算短信」より引用
つまりは、
「新しい事業のやっててお金かかってるよ!でも、将来への投資だからね!」
といったところでしょうか。
この新事業である中古建設機械売買マッチングやECサイト運営が将来的に大きなリターンを得る可能性は大いにあるかもしれません。
ただ、私が現時点で得られる情報ではこれらの新事業がレントラックスの将来価値を飛躍的に高める(現在の20倍近いPERを裏付ける)ことにつながると判断は残念ながらできません。
ですので、これらの事業の数字がもう少し集まってから投資の判断はすることになります。
アフィリエイト広告事業もいまいち?
レントラックスといえば、アフィリエイト広告事業がメインです。
前々からブログで書かせてもらっていますが、レントラックスはクローズド型ASPですので、効率的に高い売上を出すアフィリエイターを如何に確保できるか、というところが販管費を抑えて他のアフィリエイト広告事業会社よりも高い利益を出してきました。
ですので、このレントラックスの強みであるビジネスモデルが崩れていないかどうかが、最重要ポイントであると考えています。
レントラックスは月次速報を発表してくれています。
これを見ると、最近はパートナーサイト運営者数の増加が著しい一方で、売上はさほど増えていません。
つまり、確保できているアフィリエイターの質が下がっている可能性が高いです。
そうすると、パートナーサイト運営者の管理コストが膨らみ、販管費が増大、利益を押し下げている、という負の循環になります。
私が初めてレントラックス株を購入した際の動機は、
- アフィリエイト市場は成長している。
- レントラックスはクローズドASPとして低コストに高効率な売上確保ができている。
- 高売上アフィリエイターの開拓余地はまだある。
- 株価が割安。
でした。
現在のレントラックスの決算では、この構造がうまく回っていると判断することはできませんでした。
投資判断は?
今回のレントラックスの決算を受けての投資判断は、「見送り」です。
理由は以下の通り。
- 新事業の今後のビジネスモデルが上手くいくのかどうかが不透明
- アフィリエイト広告事業ではレントラックスの強みが弱くなってきている可能性がある
とします!